北アルプス縦走 8日間①(新穂高in―双六小屋へ) の続きです。
8月13日(月曜)山に入って2日目
お水を汲んで、
双六山荘から出発です。
本日は黒部の山賊の世界を歩きます。
標準タイムは6時間と登山では短い距離です。
双六岳へ向かい、絶景ポイントに行く計画でしたが…
/ 曇天模様なので中道を進むことにしました。
これが大正解
トランスジャパンアルプスレース 2018 の選手と出会えたのです。
(優勝の垣内選手)
超鉄人レースです。
日本海の富山湾から太平洋の駿河湾までアルプスを縦走して横断します!
(2位の船橋選手)
剱・立山から中央の空木を超え南アルプスへ。登山道を走り抜けます。
(3位の近内選手)
道を譲って声援すると、爽やかな人ばかり。
(4位 江口選手)
憧れの望月選手と会えなかったのは残念ですが、広範囲のコースの中、選手に会えたのは超ラッキーです。
今回もTVで放送されるようです。
そうそう中道にある雪渓。
双六山荘の蛇口から出ていたお水は、雪渓の下、地中で濾過されてから地上に出ていました。
中道を進んで三俣蓮華岳に到着ですが、うーん何も見えず…
眺望が望めない時は、雨に濡れる花の写真を撮りながらゆっくり進みます。
傘をささない人が大多数ですが、雨の日は傘に限ります。
①カメラが濡れさず写真が撮れる。②ザックの中に背中側から雨が入って来ない。
私の持ち物 モンベルロングテイル トレッキングアンブレラ
三俣山荘の食堂が開く8時半に到着するよう逆算して出発していました。
朝食をここまで我慢して登り、「ジビエ丼」を実食ーっ!
黒部の山賊の山小屋です。
ラーメンではなく鹿を食べるこだわりがまた楽し。
(夜はジビエシチューですが、この時間帯は丼です。)
さて・、
進んで行くと黒部川源流碑(2550m)があります。
ですがここは黒部川上流部と言うだけで最初の一滴ではありません。
徒渉するこの川もまだ黒部川支流。
そうそう2年前に海に流れ出る黒部川下流は訪れてます。
2016年5月撮影 富山湾岸自転車道(越中宮崎)より海沿いをボタリング
今回は最初の一滴を探しにきたのです!
ついに黒部川本流に沿って登って行きます。
研究して調べて来たのがこの沢?
黒部川源頭は約2700m。ガスがかかって分かりづらい。
ザックをデポして登山道を離れ、ザレ場を登って行きます。
ザラザラ、ズルズル、ふぅふぅ、ハーハーっ
(登山道ではありません。さらなる自己責任で)
ここ?うーん、雨水が流れてくるので??? ポタリとする場所が!
まぁ、ここということにしましょう。ウイスキーの水割りを作って乾杯。
更に進むと、ありゃ?もう一つ上にも沢がある。
どうやらこっちのようです。
ひとくちウィスキーが残ってて良かった。
改めて、
黒部川最初の一滴の水割で乾杯(^-^)人(^-^)
ニタニタ、ニヤニヤ、自己満足の至福の瞬間です!
ニタニタ、ニヤニヤ、自己満足の至福の瞬間です!
さて、祖父岳(じいだけ)を経由して今夜の宿泊地、雲ノ平に向かいます。
ルートファインディングは昭文社の「山と高原地図」スマホ版。GPSを利かせて常に自分の位置を追ってもらっています。
しかしガスっていてルートが不鮮明な時はジオグラフィカを使います。
25000分の1の地図ですので等高線が10m刻みに記されています。それをズームして地形を読めば道迷いが避けられます。
ガスが切れないまま
「日本最後の秘境」と呼ばれる雲ノ平の木道までやって来ました。
幻想的と言うしかない「スイス庭園」に寄ってから、
雲ノ平山荘に到着です。
「日本最後の秘境」と聞けば行ってみたくなりますよね?
そう思う人が多いようで、
70名収容人数のところに、な、なんと153名
恐るべし「日本最後の秘境」
続きます。見て下さると嬉しいです。
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